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2020-01-01から1年間の記事一覧

カーボンニュートラル(取り組みの状況)

近年の動きを見ると、カーボンニュートラルに近い植物由来のバイオマスエタノールなどが使われたり、持続可能性を考慮したうえで薪・枯れ草・木質ペレットなど植物由来燃料の利用が行われたりしている。また廃棄後に焼却されて二酸化炭素を排出する一方で吸…

カーボンニュートラルの問題点

カーボンニュートラルには3つの大きな問題点がある。 1つ目は、(カーボンニュートラルの)植物由来の燃料を作って利用したとしても、「製造・輸送の過程で少しでも化石燃料を使えば排出量が上回る」ことである。植物の栽培、伐採、製造・輸送などのすべての…

カーボンニュートラルの概念

例えば、植物のからだ(茎・葉・根など)は全て有機化合物(炭素原子を構造の基本骨格に持つ化合物)で出来ている。その植物が種から成長するとき、光合成により大気中の二酸化炭素の炭素原子を取り込んで有機化合物を作り、植物のからだを作る。そのため植…

カーボンニュートラル用語

排出される二酸化炭素が吸収される二酸化炭素を上回る場合は「カーボンネガティブ (carbon negative)」、排出される二酸化炭素が吸収される二酸化炭素を下回る場合は欧米においては「カーボンポジティブ (carbon positive)」 、前者は日本においては「カーボ…

カーボンニュートラル

カーボンニュートラル (carbon neutral、炭素中立) は環境化学の用語で、直訳すればカーボンは炭素、ニュートラルは中立なので「環境中の炭素循環量に対して中立」となる。何かを生産したり、一連の人為的活動を行った際に、排出される二酸化炭素と吸収され…

カーボンオフセット関連用語

カーボン・マイナス環境省の指針においては、日常生活や事業活動における排出量に対し、排出削減・吸収プロジェクトによる排出削減・吸収量、購入したクレジット量の合計が上回っている状態をカーボン・マイナスと表現している。 カーボン・ニュートラル排出…