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2018-01-01から1年間の記事一覧

硫黄酸化物から温室効果ガスへ

1990年代前半から、アメリカ合衆国で硫黄酸化物の排出証取引が行われた(国内排出証取引制度)。大気汚染や酸性雨の原因となる硫黄酸化物 (SOx) に排出枠を定めたうえで、排出枠を下回った者がその削減分に付加価値をつけて排出枠を上回った者と取引するもの…

排出取引

排出取引とは、各国家や各企業ごとに温室効果ガスの排出枠(キャップ)を定め、排出枠が余った国や企業と、排出枠を超えて排出してしまった国や企業との間で取引(トレード)する制度である。排出権取引、排出量取引ともいう。京都議定書の第17条に規定され…

グリーン電力証書の議論

証書を最終的に購入する顧客にとって、その証書がどのような手段と状況で得られたものかわかりづらいという指摘がある。また、RPS制度と同じく、比較的安易な(たとえば、排出量以外の弊害がやや多めの)手段から得られた証書が安価で大量に流通した場合、高…

グリーン電力証書制度(長所・短所)

長所 自前の発電設備を持たない場合でも、証書を購入することで再生可能エネルギー普及に貢献できる。 企業や団体の宣伝などの目的に用いやすい。 短所 相場が変動するため、発電事業者にとってのリスクが高くなる[3]。 証書が市場で流通する際に流通コスト…

グリーン電力証書

再生可能エネルギーによって発電された電力は、「電力そのものとしての価値」に加えて、「(化石燃料などに比較して)排出量の少ない電力であることの価値」、すなわち環境付加価値(EAV―Enviromental Added Value)を有する。グリーン電力証書は、この環境…